WORK DRIVEN

仕事のパフォーマンスアップ

リハビリ記録

今回は膝サポーターについてです。

 

 

普段リハビリでTKAの術後や膝関節痛がある方に膝のサポーターを提案することがありますが、膝サポーターにはどんな目的、効果があるでしょうか。

 

 

・膝関節の安定化による疼痛の軽減

 

 

これに尽きると思います。

 

 

しかし膝サポーターといっても様々なタイプのサポーターが世に出回っています。

 

 

ただ膝関節全体を締め付けるだけのサポーターや、膝蓋骨が見え、その周囲をベルトで止めるタイプがあると思います。

 

 

本来、膝関節の関節内の副運動として、滑り、転がり、軸回旋がありますが、サポーターによって膝関節の動きを制限するため、正常な膝関節の運動を学習できず、関節運動を制限して疼痛を抑えるというだけの役割になってしまいます。

 

 

疼痛のある方は疼痛が軽減する手段を知ることでそれに依存する傾向にあるため、膝サポーターに対する安心感、依存心は絶大なものとなります。

 

 

しかし、何かに頼ることは機能の低下に繋がりかねません。

 

 

セラピストであれば膝関節周囲筋の筋力強化や運動連鎖を利用したアプローチ、セルフストレッチの指導、自主トレーニングの指導がその対象者に対して将来的に考えると有用な手段かもしれません。