離床時間拡大のためのヒント
今回は離床を進めていく上でのヒントをお伝えできればなと思います。
そもそも離床する目的はなんでしょうか?
活動量の確保、認知機能低下の防止などセラピストの方であれば答えると思います。
私の病院でも上記の目的で塗り絵や計算課題、数独などを提供することがあります。
最近、思うのは離床するのは患者さんであって、私たちの目的は関係ないということです。
「それじゃ離床できないじゃん」
と思うかもしれませんが、逆の立場で考えてみて下さい。
自分が患者さんだったら
「こんな子供騙しみたいなのやってられるか」
「いつまでやってりゃいいんだよ」
って思います笑
だから離床を進めていくに当たって、まずは離床する目的を患者さんと共有できないと難しいかなと思います。
そういった意味では、「あの人とよくお話しするの」とかいってる患者さんは離床しやすいですよね。
場合によっては無理やり起こすこともありますが、何か患者さんのとっかかりやすい物を探していくこともセラピストの役割なのではないでしょうか?
それで、離床の内容ですが、私個人的には患者さんの生活に沿った物を提供できればと思っています。
例えば、家事を自分で行っていた方であれば洗濯物を畳んでもらったり、
趣味として行っていたものに近い活動を提供できれば離床しやすいし、患者さんも取り組みやすいと思います。
なんとなくプリント課題を提供したりしないようにしましょう。
絶対飽きます笑