WORK DRIVEN

仕事のパフォーマンスアップ

股関節②

前回の投稿の続きになります。

 

股関節は円錐状の運動をしていると建内さんは述べています。

 

股関節屈曲、外転、外旋。

 

股関節伸展、外転、内旋。

 

骨の形状のみを考慮するとこの方向に円錐状の運動をするのが骨の適合性を考慮すると効率的であるとのことです。

 

また、股関節に負担がかかる動作をする時ほど、この骨の適合性が高い肢位で行なった方が力を発揮しやすく股関節への負担が少なくなると述べています。

 

歩行の立脚初期〜荷重応答期において水平面で考えると

 

骨盤回旋位にあり、股関節は相対的に屈曲、外転、外旋位になります。

 

私たちは自然と理にかなった動きをしているようです。

 

よく股関節疾患の方で歩行開始時の跛行や疼痛を認めることがあります。

 

前提として荷重時に疼痛がある患者さんであれば尚更。

 

荷重逃避のため、極力歩幅は小さくしようとします。

 

そのため、骨盤の回旋が乏しくなり、相対的に股関節屈曲、外転、外旋の動きが得られにくい状態に陥りやすいです。

 

その結果、骨の適合性が低下し、二関節筋が過剰に働き負担になるとも考えられるのではないでしょうか?