WORK DRIVEN

仕事のパフォーマンスアップ

回復期病院の理学療法

私の病院でも90代近い高齢者の方が自宅復帰目指して入院している状況がよくあります。

 

高齢であればそれなりに既往歴があり、リハビリの負荷量も考えなければなりません。

 

まして、言い方は悪いですが、高齢者の方は「私は先が短いからそんなにやりたくない」とリハビリを拒否することもあります。

 

私たちリハビリスタッフも単位を取っている以上、リハビリを行う必要がありますが、そんな方に対しても歩行練習一辺倒でやっていいのでしょうか?

 

やりたくない人にはやりたくない理由があるはずです。

 

こちらとしてはADLの向上を目指したいですが、相手は人間です。

 

あなたも調子の良い時、悪い時、頭痛がする時、変動があるはずです。

 

まして高齢者はそのような反応に対して非常に敏感です。

 

病院の利益のため(利得)に頑張るのも良いですが、それがかえってラポールの形成を阻害したり、新規病変の可能性にも繋がります。

 

私としてはそのようなリハビリを拒否する方に対してはリハビリを強要しないようにしています。

 

リハビリという言葉も使いません。

 

基本リハビリしようと思って患者さんのお部屋には行ってません。

 

そのようなマインドで臨んだ方が意外と患者さんも動いてくれたりするので実践してみてください。

 

 

 

 

ですが、リハビリをする説明はしっかり行います。

 

しっかり行った上でその方の反応に合わせてリハビリが難しい場合に限り、上記のような対応を行います。

 

患者さんは人間です。

 

無理矢理リハビリを促す必要はないのではないかと考えている3年目PTです。