リハビリ記録
リハビリの意欲があまりない患者さんっていますよね?
目標がない、時には死んだ方がいいなんていう方もいます。
まずは目標や生きがいを見つけることかと思います。
私も過去にリハビリ意欲が全くない方がいましたが、病院の庭で散歩をすると
とても気持ちよさそうにしていました。
離床も進まない方でしたが
リハビリで訪室する際に「天気が良いので庭に散歩でもいきましょ」というと
拒否なく車椅子へ離床することができました。
散歩後は起立台や平行棒内での歩行練習も行えるようになり、
それが自信となって入院して2週間ほどでリハビリも拒否なく行えるようになりました。
たまーにセラピストが機能向上に固執してしまい、患者さんの目標を忘れがちになっていそうな人もいます。
個人的にはリハビリの役割って、患者さんの人生の選択肢を広げることだと思っています。
「〇○筋の筋力低下がある、アライメント不良認め、徒手的に誘導」
こう言った治療も絶対必要ですが、
それを1単位、2単位行ったところで多くの患者さんが目標にしている
歩行の獲得って可能ですかね?
まずは動作を行ってみるところからじゃないですか?
歩行は歩行をしないと運動学習ってできませんよね?
最近は患者さんのできる能力をリハビリで見出せるように工夫しながら介入しています。