リハビリ記録

レクリエーション要素を加えたリハビリ

どの病院、施設も同じかと思いますが「面会禁止」 である場所はとても多いのではないでしょうか? そのため、患者さんにもご家族にも相当なストレスがかかっています。 私の担当患者さんは入院のストレスでリハビリが思うように進まないことが増えてきていま…

片麻痺者の歩行 バイオメカニクスの観点から

片麻痺者の歩行の特徴として 踵接地✖︎、下肢ロッキング、ぶん回しなどが多くみられます。 バイオメカニクスの観点からしても上記を裏付ける結果となっているようです。 まずは床反力作用点から見ると 片麻痺患者の麻痺側立脚期では踵接地ができない患者さん…

立脚期の大臀筋

今回は上記のテーマで進めていきます。 床反力と関節モーメントで立脚期における大臀筋の筋活動を説明していこうと思います。 歩行中、床反力ベクトルは重心に向かって矢印が向けられています。 昨日お話ししたヒールロッカーの段階では股関節の前方を通って…

heel rocker

今回は歩行におけるヒールロッカーについて説明していきます。 ヒールロッカーにおける関節運動は足関節底屈が主です。 このヒールロッカーでの大きな役割は、よく衝撃吸収といわれています。 ただ私は重心を上方に持ち上げることが大きな役割かと考えていま…

股関節③〜関節唇〜

股関節の安定化機構として 骨、関節包、靭帯、関節唇が挙げられます。 このうち後ろ3つは軟部組織に当たります。 大腿骨頭の前方1/3、後方1/2しか覆っていないため、いかに軟部組織が股関節の安定化を図っているかがわかります。 寛骨形成不全症ではさらに…

余暇活動への関わり方

回復期病棟ではリハビリの合間の時間に 塗り絵などの余暇活動を提供して 認知機能低下予防や活動量の確保を図ったりします。 その関わり方について思うことがあります。 塗り絵やプリント課題を行うことはとても良いことだと思いますが 終わった後の成果がな…

橋網様体脊髄路

今回は橋網様体脊髄路について説明します。 簡単にいうと同側の体幹と下肢の伸展を促す経路です。 臨床を経験していて健側の股関節伸展がうまく出なくて 健側での支持がうまく取れないだったり麻痺側のクリアランス低下につながったりする患者さんが結構いま…

小脳系

運動失調についてお話しします。。 主に小脳半球、歯状核についての部分ですが、左記の部位は大脳小脳系の症状が現れます。 特にフィードフォワード系の部分です。 フィードフォワードとは運動を行う準備の段階でどのような運動を行うかを予測して筋緊張を高…

股関節③〜骨盤大腿リズム〜

前回の投稿で股関節屈曲運動は寛骨と大腿骨頭の適合面上に円錐状の運動をしているとお話ししました。 純粋に股関節屈曲運動を行うと股関節前面にインピンジメントを生じます。 そのため、骨盤の後傾による骨盤大腿リズムが必要です。 骨盤の後傾が大きい場合…

股関節②

前回の投稿の続きになります。 股関節は円錐状の運動をしていると建内さんは述べています。 股関節屈曲、外転、外旋。 股関節伸展、外転、内旋。 骨の形状のみを考慮するとこの方向に円錐状の運動をするのが骨の適合性を考慮すると効率的であるとのことです…

寛骨臼と大腿骨

建内宏重さんの「股関節 協調と分散から考える」を参考に投稿しています。 人間の体の元は骨です。 骨と骨が離れてしまうとその関節の安定性は低下し、靭帯、筋肉に負担がかかってしまいます。 セラピストの間でいうメカニカルストレスですね。 股関節に着目…

床反力と下腿三頭筋

今回は歩行における下腿三頭筋の役割をバイオメカニクスの観点からお話しします。 床反力で考えると、静止立位では床反力は足関節の前方にあります。 歩行開始ではこの床反力が足関節の後方に移動します。 この時にモーメントで考えると、 足関節背屈の内部…

歩行中の下腿三頭筋の役割

先日、バイオメカニクス系のセミナーに参加しました。 下腿三頭筋が立脚中期〜後期で働く力のピーク値は80Nmにもなるそうです。 これは私たちが腕を水平外転した際に手に8キロの重りを持つ程度の力です。 めちゃめちゃ強い力ですよね? 立脚初期からの大臀…

免荷期間のリハビリ

免荷期間のリハビリってちょっと難しくないですか? 私は免荷期間が終了した後のことを考えて治療を行っています。 よくあるのは全荷重の際に支持できるよう下肢の筋力を鍛えるだと思います。 ですが実際それできてますか? 結局、全荷重になってから2週間以…

患者さんへの治療の説明

今回は患者さんへの治療の説明です。 私は1年目の時に口すっぱく言われてきました。 最近これが疎かになってきてるなと思って投稿させていただきます。 私は基本、患者さんの今の動作を見てから治療に入ります。 ですが、動作の分析を患者さんにわかりやすく…

患者さんへの予後の説明

今回は患者さんへの予後の説明についてです。 いろんなケースがあると思います。 はっきり言わなきゃいけないことやちょっと濁していうこともあると思います。 やっぱり予後のことなので基本「〜かと思います」と濁していうことが大半です。 ですが、回復期…

マッスルインバランス改善のための機能的運動療法ガイドブック 荒木茂

今回は「マッスルインバランス改善のための機能的運動療法ガイドブック」荒木茂の紹介をします。 この書籍は主動作筋と拮抗筋の筋のバランスを整えることを伝えています。 例えば股関節屈曲筋である腸腰筋の拮抗筋は股関節伸展筋の大臀筋となります。 ざっく…

患者さんへの「タメ口」について思うこと

よく医療従事者なら患者さんへのタメ口を指摘されることがあると思います。 「人生の先輩だから敬え」「尊敬した態度で接しろ」など言われることがあると思います。 ですが私たちも大人です。さすがにこのことはわかっています。 ですがふとしたときにタメ口…

離床時間拡大のためのヒント

今回は離床を進めていく上でのヒントをお伝えできればなと思います。 そもそも離床する目的はなんでしょうか? 活動量の確保、認知機能低下の防止などセラピストの方であれば答えると思います。 私の病院でも上記の目的で塗り絵や計算課題、数独などを提供す…

居室の環境設定

今回は患者様の部屋の環境設定についてです。 回復期のリハビリではとても重要な部分にあたります。 患者様の行動を想定してチーム間で柵だったり、センサーだったりを話し合って決めます。 この前センサーを導入したのですが無駄鳴りが多く夜勤の看護師さん…

BNP(脳性ナトリウム利尿ペプチド)高値のリハビリ

BNPって皆さんご存知ですか? BNP(脳性ナトリウム利尿ペプチド)そのものは血管を拡張させ、尿の排泄を促す役割があります。 しかしBNPが高値になると心臓への負担が大きくなっていることを表しています。 要するに心臓の働きが増加するため、リハビリでは…

回復期のリハビリとは?

最近は「回復期のリハビリ」って何だろう?と考えることがよくあります。 1年目の頃は自宅復帰に向けたリハビリだと思っていましたが、考え方がいろいろ変わってきました。 最近私が思う回復期のリハビリとは、 ”患者さんの人生の選択肢を広げること”だと思…

床反力と歩行

今回は床反力と歩行についてアウトプットします。 歩行中に床反力が一番高いのはどの相だと思いますか? 答えは立脚後期です。 床反力は歩行周期において二峰性のグラフを示します。 一つ目の山は荷重応答期、二つ目の山は立脚後期になります。 ここの二つの…

リハビリ記録

今回もセミナーに参加した際の感想です。 今回はバイオメカニクス系の講義でした。 皆さんは立位時の重心が歩行のどの周期に当てはまるかわかりますか? 私は立脚中期かと思いましたが、実際は荷重応答期のあたりのようです。 なぜなら遊脚肢が浮いている時…

リハビリ記録

脳画像のセミナーに参加しました。 視床についての説明でした。 視床の部位によって連絡繊維との関係性を話されていましたが、 大きくみると視床の腹側核は運動の発現、筋緊張をコントロールしており、背側核は姿勢定位に関係しているとのことです。 また、V…

リハビリ記録

2度目の緊急事態宣言により外出練習や家屋評価を行えなくなりました。 そのため、休日返上で患者様の外出ルートを下見してきました。 退院後の買い物の際に歩行器が必要だと思っていた方でした。 実際に見てみると、歩道が狭い。。。。 歩行器では絶対に通…

リハビリ記録 

最近は腹臥位での治療を多く行っています。 大学時代から腹臥位は体の負担になるからやらない方がいいと言われてきました。 ですがやってますし、やれてます。 その方が脊柱や骨盤の治療がしやすいですし、大臀筋の強化や股関節伸展可動域の改善を図りやすい…

リハビリ記録

最近は病院のセラピストの愚痴が多いですが、今回はちゃんと尊敬してますよっていう内容です笑 確かに今までの投稿の通り納得いかない部分もあります。 ですがやっぱり経験している年数には到底かないません。 イレギュラーに対応する力が全然違いますし、何…

リハビリ記録

今回も愚痴っぽくなってしまいます。すみません。 最近は患者さんの今の動作能力より高い動作を行うことを考えてリハビリしています。 覚醒状態が低く、(JCS2桁)車椅子端座位でも声かけへの反応がない方のリハビリを行いました。 元々施設にいた方で自立…

リハビリ記録

先日、中山直樹先生のセミナーに参加しました。 その中でセラピストはジェネラリストのスペシャリストを目指さなければいけないと話していました。 このセミナー終了後に自分の病院を客観的に見るとこの言葉が頭から離れませんでした。 「この疾患にはこの治…