WORK DRIVEN

仕事のパフォーマンスアップ

回復期のリハビリとは?

最近は「回復期のリハビリ」って何だろう?と考えることがよくあります。

 

1年目の頃は自宅復帰に向けたリハビリだと思っていましたが、考え方がいろいろ変わってきました。

 

最近私が思う回復期のリハビリとは、

 

”患者さんの人生の選択肢を広げること”だと思っています。

 

回復具合によっては施設の方が不自由が少なく生活できる場合もありますし、自宅復帰に当たって困難な動作があってもできる手段(環境設定、サービスなど)を提供することが必要です。

 

吉尾先生は”セラピストは環境因子”と話していました。

 

おっしゃる通りで最近では自分の臨床においてしっくりくる言葉となっています。

 

私の病院でも臨床を見ると「俺が治す」みたいな臨床をしている方がいます。

 

ですがリハビリの時間だけで日常生活に活かせなければ何も意味がありません。

 

患者さんの目標に沿ってできる動作、できる環境を引き出してあげることが私たちの役割であり、患者さんを治すのはドクターまたは患者さん自身なのかな。と思っています。