WORK DRIVEN

仕事のパフォーマンスアップ

2021-02-01から1ヶ月間の記事一覧

片麻痺者の歩行 バイオメカニクスの観点から

片麻痺者の歩行の特徴として 踵接地✖︎、下肢ロッキング、ぶん回しなどが多くみられます。 バイオメカニクスの観点からしても上記を裏付ける結果となっているようです。 まずは床反力作用点から見ると 片麻痺患者の麻痺側立脚期では踵接地ができない患者さん…

立脚期の大臀筋

今回は上記のテーマで進めていきます。 床反力と関節モーメントで立脚期における大臀筋の筋活動を説明していこうと思います。 歩行中、床反力ベクトルは重心に向かって矢印が向けられています。 昨日お話ししたヒールロッカーの段階では股関節の前方を通って…

heel rocker

今回は歩行におけるヒールロッカーについて説明していきます。 ヒールロッカーにおける関節運動は足関節底屈が主です。 このヒールロッカーでの大きな役割は、よく衝撃吸収といわれています。 ただ私は重心を上方に持ち上げることが大きな役割かと考えていま…

股関節③〜関節唇〜

股関節の安定化機構として 骨、関節包、靭帯、関節唇が挙げられます。 このうち後ろ3つは軟部組織に当たります。 大腿骨頭の前方1/3、後方1/2しか覆っていないため、いかに軟部組織が股関節の安定化を図っているかがわかります。 寛骨形成不全症ではさらに…

余暇活動への関わり方

回復期病棟ではリハビリの合間の時間に 塗り絵などの余暇活動を提供して 認知機能低下予防や活動量の確保を図ったりします。 その関わり方について思うことがあります。 塗り絵やプリント課題を行うことはとても良いことだと思いますが 終わった後の成果がな…

橋網様体脊髄路

今回は橋網様体脊髄路について説明します。 簡単にいうと同側の体幹と下肢の伸展を促す経路です。 臨床を経験していて健側の股関節伸展がうまく出なくて 健側での支持がうまく取れないだったり麻痺側のクリアランス低下につながったりする患者さんが結構いま…

小脳系

運動失調についてお話しします。。 主に小脳半球、歯状核についての部分ですが、左記の部位は大脳小脳系の症状が現れます。 特にフィードフォワード系の部分です。 フィードフォワードとは運動を行う準備の段階でどのような運動を行うかを予測して筋緊張を高…

「AI分析で分かった トップ5%社員の習慣」

最近はこのような仕事に関する本を読みがちです。。 今回は「AI分析で分かった トップ5%社員の習慣」を紹介します。 この本はトップ5%社員と一般社員95%に分けて仕事での行動を分析している本です。 実際にビジネスマンの状況をカメラ等で記録してい…

股関節③〜骨盤大腿リズム〜

前回の投稿で股関節屈曲運動は寛骨と大腿骨頭の適合面上に円錐状の運動をしているとお話ししました。 純粋に股関節屈曲運動を行うと股関節前面にインピンジメントを生じます。 そのため、骨盤の後傾による骨盤大腿リズムが必要です。 骨盤の後傾が大きい場合…

股関節②

前回の投稿の続きになります。 股関節は円錐状の運動をしていると建内さんは述べています。 股関節屈曲、外転、外旋。 股関節伸展、外転、内旋。 骨の形状のみを考慮するとこの方向に円錐状の運動をするのが骨の適合性を考慮すると効率的であるとのことです…

寛骨臼と大腿骨

建内宏重さんの「股関節 協調と分散から考える」を参考に投稿しています。 人間の体の元は骨です。 骨と骨が離れてしまうとその関節の安定性は低下し、靭帯、筋肉に負担がかかってしまいます。 セラピストの間でいうメカニカルストレスですね。 股関節に着目…

床反力と下腿三頭筋

今回は歩行における下腿三頭筋の役割をバイオメカニクスの観点からお話しします。 床反力で考えると、静止立位では床反力は足関節の前方にあります。 歩行開始ではこの床反力が足関節の後方に移動します。 この時にモーメントで考えると、 足関節背屈の内部…

歩行中の下腿三頭筋の役割

先日、バイオメカニクス系のセミナーに参加しました。 下腿三頭筋が立脚中期〜後期で働く力のピーク値は80Nmにもなるそうです。 これは私たちが腕を水平外転した際に手に8キロの重りを持つ程度の力です。 めちゃめちゃ強い力ですよね? 立脚初期からの大臀…

免荷期間のリハビリ

免荷期間のリハビリってちょっと難しくないですか? 私は免荷期間が終了した後のことを考えて治療を行っています。 よくあるのは全荷重の際に支持できるよう下肢の筋力を鍛えるだと思います。 ですが実際それできてますか? 結局、全荷重になってから2週間以…

患者さんへの治療の説明

今回は患者さんへの治療の説明です。 私は1年目の時に口すっぱく言われてきました。 最近これが疎かになってきてるなと思って投稿させていただきます。 私は基本、患者さんの今の動作を見てから治療に入ります。 ですが、動作の分析を患者さんにわかりやすく…