リハビリ記録
前回との続きです。
それではどうやってそれらの要因を排除するか、ですが。
まずは姿勢、歩行分析が必要です。
ここが必要であるのは言わずもがなだと思いますが、これが難しいんですよね。
ただ、IC〜Mstだけをピックアップして、それぞれの相で必要な動きを知っていれば
あとは必要な関節運動や阻害している組織学的要素を評価して治療し、
再度歩行を行えば何かしら変化が得られると思います。
ですが歩行の環境を変えて治療する方法もあります。
例えばテーピングやインソールがあります。
私は入谷式足底板を勉強中ですが
これは歩行以外にも応用が効きます。
私が勤務している病院では足底板を研磨できる機会があるため、
裸足歩行→テーピング歩行→必要に応じてパッド歩行→足型採型→足底板作製→歩行評価
の順に治療を行うこともあります。
セラピストの徒手療法や可動域訓練、筋力強化には限界がありますからね。
病院の中で歩行が変わったとしてもそれはリハビリを毎日2時間〜3時間行っていれば何かしらの変化はあるので。
退院してからの生活を考慮すると持続的な効果、定量的な効果が必要です。
屋外歩行自立を目指していく方であれば尚更です。
自宅に帰ってからも継続的に自主トレーニングを行えれば話は別ですが。